あそけし

メイドブログ

日記 3/11

🐟「精神がアンビヴァレンスになってきた」

🦖「アンビヴァレンスの意味をご存知か」

🐟「いえ」

🦖「その意味の未だ与り知らぬ語を用いて自己の様態を表出するような命題は意味を持ちうるか」

無「否。」

🦖「しかしそのことによってお前の存在が損なわれるということはないのである」

漠然とした有「ゥ。」

春の訪れを予感させるうららかな気候の中、ぶらぶらと川のほとりを散歩していると、川の流れに逆らって漠然とした有が泳いでいた。それは1匹であるかのように見えたが、何しろ漠然としていて曖昧だったので、群れをなした複数匹であったようにも思えるが、今となっては分からない。