あそけし

メイドブログ

██太郎

昔々あるところにお爺さんとお婆さんがおりました。毎日お爺さんは山へしば刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。ある日お婆さんが川で洗濯をしていると、透明の死体が流れてきました。死体自体は高次空間に存在しており、人間には観測不可能だったということである。(しかし死体は豪然たる存在感を放っており、それが質量という形で我々の住む三次空間において確定する)
当然お婆さんはどんぶらこ、どんぶらこと近づいてくる死体に気がつくことは無く、とうとうぶつかってしまいました。お婆さんの小さな体は衝撃に耐えることはできずに圧縮され、████へと変貌を遂げ、僅か数十秒前までお婆さんだった「それ」は高速で飛翔しながら崩壊を始め、あたりに飛び散った体液からは反お婆さんが発生した。反お婆さんは元のお婆さんとは完全真逆の性質をもっているのであらゆる暴力、殺人、略奪、蹂躙、処刑、洗脳、使役、武装、混沌、私戦準備、国家騒乱、浄化が可能に...